広川町商工会では、町内5業種・50者を対象に四半期ごとに景況調査実施し分析をしています。
以下、1月~3月の調査分析結果について報告します。
【分析結果】
今期(令和5年1月~3月)の景況調査の結果は、全体としては、売上高は12.0ポイント、資金繰りは2.0ポイント、採算は10.2ポイントで、いずれのDI値もプラスに転じ、前期(令和4年10月~12月)調査からの改善傾向が続いている。
業種ごとでは、売上高は、小売業、サービス業が増加し、製造業、建設業が減少している。サービス業が36.4ポイントで増加の割合が大きかった反面、建設業は-25.0ポイントだった。また、資金繰りは製造業が悪化し、-33.3ポイントで悪化傾向が大きかった。採算では、製造業を除く、建設業、小売業、サービス業が好転の割合が大きく、建設業では-22.2ポイントの悪化であった。前期(令和4年10月~12月)との比較では、売上高、資金繰り、採算のいずれも改善し、売上高で+8.2ポイント、資金繰りで+2.0ポイント、採算で+14.2ポイント、改善している。
来期の見通しは、全体としては、売上高が24.5ポイント、資金繰りが10.2ポイント、採算が-2.0ポイントで、採算は悪化の割合が多いが、他は増加や好転に転じている。
今期の業況に関しては、全体では、「ふつう」と回答した事業者が最も多く、次いで「悪い」、一番少ないのが「良い」であった。この結果は前期の調査と変わらないものの、「悪い」が減少、「良い」が増加し、DI値の結果と同様、業況も改善傾向にある。
従業員数に関しては、全体では、「適正」と回答した事業者が最も多く、次いで「不足」が多い。前期の調査と同様、特に建設業において、不足感が大きい。