広川町商工会では、町内5業種・50者を対象に四半期ごとに景況調査実施し分析をしています。
以下、令和6年7月-9月の調査分析結果について報告します。
今期(令和6年7月~9月)の景況調査の結果は、全体としては、売上高は-14.0ポイント、資金繰りは-4.0ポイント、採算は-28.0ポイントで、前期(令和6年4月~6月)の調査より売上高、資金繰り、採算のすべてのDI値が悪化した。特に、売上高と採算のDI値が大きく悪化した。
業種ごとでは、売上高は製造業と小売業が0.0ポイントの不変、建設業とサービス業が減少しており、特に、サービス業で-50.0ポイントの大幅な減少であった。資金繰りは建設業が37.5ポイントの好転だった以外は、悪化しており、製造業が-20.0ポイント、小売業が-10.0ポイント、サービスが-8.3ポイントの悪化であった。採算は、建設業が0.0ポイントで不変だった以外は、悪化しており、サービス業が-50.0ポイント、製造業が-40.0ポイント、小売業が-20.0ポイントの大幅な悪化であった。売上高、採算ともに、サービス業の悪化が目立った。
来期(令和6年10月~12月)の見通しは、全体としては、売上高が14.0ポイント、資金繰りが6.0ポイント、採算が12.0ポイントで、増加や好転の見通しであるが、サービス業において売上高の減少や採算の悪化の割合が大きく、前期の調査と同様に増加や好転と回答した割合が減少している。
今期の業況に関しては、全体では、「ふつう」と回答した事業者が最も多く、次いで「悪い」が多かった。前期の調査と比較して、「良い」が減少し、「ふつう」と「悪い」が増加した。
従業員数に関しては、全体では、「適正」と回答した事業者が最も多く、次いで「不足」が多かった。