広川町商工会では、町内5業種・50者を対象に四半期ごとに景況調査実施し分析をしています。
以下、10月-12月の調査分析結果について報告します。
今期(令和5年10月~12月)の景況調査の結果は、全体としては、売上高は4.0ポイント、資金繰りは12.0ポイント、採算は6.0ポイントで、前期の調査(令和5年7月~9月)より売上高のDI値は微減だったものの、資金繰りと採算はDI値が上がった。前期は売上高、資金繰り、採算のすべてで大きく悪化したが、今期は資金繰りと採算が改善した。業種ごとでは、売上高は建設業で50.0ポイントで増加し、小売業とサービス業で減少した。製造業は不変であった。資金繰りは建設業が62.5ポイント、小売業が10.0ポイントの好転で、サービス業が不変、製造業が-10.0ポイントの悪化であった。採算は、建設業が50.0ポイント、小売業とサービス業が不変、製造業が-10.0ポイントの悪化であった。売上高、資金繰り、採算ともに、建設業の増加や好転が目立った。来期の見通しは、全体としては、売上高が24.0ポイント、資金繰りが18.0ポイント、採算が16.0ポイントで、増加や好転の見通しであり、前期の調査と比較しても増加や好転と回答した割合が大きくなっている。特に、建設業で売上高が増加し、資金繰りと採算が好転すると答えた割合が大きい。
今期の業況に関しては、全体では、「ふつう」と回答した事業者が最も多く、次いで「良い」が多かった。従業員数に関しては、全体では、「適正」と回答した事業者が最も多く、次いで「不足」が多かった。